2021年8月小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し、それによる軽石が沖縄地方に加え、ついに関東地方への漂着も確認されました。
この度、縁があり、沖縄県国頭郡大宜味村で採取された軽石を手に入れることができました。生徒の皆さんにとっては、興味深い題材のようで、とても興味を示しております。
「1000km以上も離れた海底からやってきたなんて、自然って神秘的!」
「すごいー」といった感想を聞かせてくれました。
このように思えるのは、大変素晴らしい感性を持っている証拠です。
そして生徒の皆さんには、さらに一歩先に進んでほしいと願っております。
何か疑問に感じることはありませんか?
そもそも石なのになぜ海水に浮くのか
海水よりも軽いなら、なぜ海底にあったときは浮いてこなかったのか
真水に浮かべても浮くのか
なぜ空洞がたくさんあるのか
なぜ沖縄に流れ着いたのか
何か匂いはするのか
石の中に見える黒いブツブツはなんだろう
環境に悪影響はあるのか
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「なぜ」と疑問を抱くことの真髄は、答えを出すことではありません。考え続けることです。
「なぜ」と考え続けることが、次の「なぜ」を引き出し、自らの視野を広げ、多角的なものの考え方を育ててくれるのです。
生徒たちの「なぜ」を引き出し、「なぜ」に寄り添える塾であり続けたいと思う今日この頃です。
軽石の実物は、カフェスペースに置いてあります。感染対策防止のため、手を消毒の上、ぜひ触って感じてみてください。